障害のある利用者さんと共に作業をしながら、楽しく働くことと自立をサポートする

PROFILE

障害のある利用者さんと共に作業をしながら、楽しく働くことと自立をサポートする

摂津市立ひびきはばたき園
生活・就労支援員
西 真歩

大学で福祉を学び、2022年、新卒で摂津宥和会に入職。

現在は摂津市立ひびきはばたき園で生活・就労支援員として、障害のある方に対し、職業訓練や生産活動を支援している。

大学での実習がきっかけで、障害福祉の仕事を志す

私は大学で福祉を専攻し、障害者福祉施設で現場実習を受けました。
その実習で、障害のある方々と一緒に過ごす中で温かな関係を築いていけることに魅力を感じ、卒業後は障害福祉サービスの仕事に就きたいと思いました。
摂津宥和会は児童から大人まで、また入所から通い型の施設まで障害福祉に関して幅広い事業を行っているので、私の希望に合っていました。
就職活動では摂津宥和会の他に2社ほど見学しましたが、施設の職員や利用者さんの雰囲気が一番よく、和気あいあいとした温かな雰囲気が感じられたことも、入職の決め手になりました。

障害のある方に就労機会を提供し、自立をサポートする

現在は、摂津市立ひびきはばたき園で生活・就労支援員として働いています。
私が担当しているのは「就労継続支援B型」というサービスです。これは障害のある方に就労機会を提供する福祉サービスで、ご利用者さんは園内でシール貼りや商品の梱包、パソコン解体、園芸などの軽作業を行い、ご自身の仕事量に応じた工賃を受け取ります。

私の役目は、利用者さんと一緒に過ごしながら作業をサポートすること。
1日の仕事の流れは下記のようになっています。

1日の流れ

  • 8:45
    朝礼

    1日の予定の確認を行います。

  • 9:00
    登園

    利用者さんが登園されます。

  • 9:30
    午前の軽作業

    休憩をとりつつ、利用者さんと軽作業をします。

  • 12:00
    昼食

    利用者さんと昼食を一緒に食べます。

  • 13:00
    午後の軽作業

    午後も休憩をとりつつ、利用者さんと軽作業をします。1人ひとりの様子を見守りながら、うまく作業が進むようにサポートします。

  • 16:00
    利用者さん帰宅
  • 17:15
    終業

    利用者さん帰宅後、施設外利用者の方への連絡や、日誌記入などの事務作業を行い終業します。

利用者さんが生き生きと働く姿に、やりがいを実感

日々の仕事で心がけているのは、利用者さん1人ひとりの特性をしっかりと見極め、その時々のコンディションや状況を見ながら臨機応変に対応することです。
利用者さんはそれぞれ、得意なこと・苦手なことが違いますし、その日の体調や気分などによっても、できること・できないことに波があります。
利用者さんと一緒に作業をしながら、1人ひとりの様子をよく観察し、その人に合った声かけや作業のやり方を工夫して、みんなが楽しくやりがいを持って作業に取り組めるように支援することが私の役目です。
私のサポートで、利用者さんのできることが増えたり、生き生きと楽しそうに作業に取り組むようになったりするとやりがいを感じます。

その一方で、園で行う軽作業は外部委託という形で請け負っているので、納期が定められています。
納期をきちんと守りつつ、利用者さんが楽しみながら作業できるような環境を作るのは大変ではありますが、就労支援員の腕の見せ所でもあり、チームとして作業を無事にクリアできると達成感があります。

利用者さんへの思いやりを大切に、笑顔があふれる園に

当園には7~8名の生活・就労支援員がおり、22~23人の利用者さんの就労支援を行っています。
この仕事に就いて1年半で仕事の流れはつかめてきたものの、まだまだ私からの発信力が足りないと感じています。
先輩方からいろいろと教わるだけでなく、利用者さんの様子や日々の業務などについて、自分が気づいたことを積極的に発信し、園全体のサービス向上につなげていけるようになりたいです。

そのためには、受け身ではなく、自分から積極的に利用者さんと関わっていくことと、利用者さんへの思いやりが一番大切だと思っています。

思いやりがあれば気づきにつながり、思いやりと笑顔があれば、和気あいあいとした楽しい雰囲気も生まれると思います。
当園をこれまで以上に笑顔があふれる園にしていくことが、私の目標です。
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